カルシウムQ&A
このページでは牛乳に豊富に含まれている、カルシウムについてと、牛乳や乳製品を使った料理の紹介をしたいと思っています。とりあえずカルシウムについての基礎知識をアップします。料理は一度自分で作ってみて、その写真と一緒にアップします。
参考文献  カルシウムたっぷり料理読本 ”ベターホーム協会”


カルシウムについて
カルシウムは骨の主成分。体重50kgの人なら、約1kgのカルシウムが体内にありその99%は骨を形成しています。残りの1%は、血液や細胞、筋肉の中にちらばって神経の刺激を伝達し、心臓や脳の働きを正常に保つ、血液を凝固させるなどの重要な役割をしています。
生命維持に必要なため、血液中のカルシウムは常に一定の濃さに保たれています。そして不足分は骨からカルシウムをとりだして、補おうとします。その状態が長い年月続くと骨粗鬆症になってしまいます。

カルシウムはどれだけ必要?
カルシウムの所要量(一日に必要とされる量)は成人で600mgです。一方、実際の摂取量は全年代の平均で579mgと、不足しています。カルシウムは戦後、一度も所要量を満たしていない、ただ一つの栄養素です。
特に若い女性層での不足が著しいようですので気を付けた方が良いと思います。
そのうえ、所要量自体も、先進国の中では低く設定されている方だということですので、この600mgという数値は最低でも・・・ということになるのでしょう
妊娠中及び授乳中の女性は所要量が多くなっています。

若いのに骨粗鬆症?
若い人でも、欠食が多い、牛乳を飲まない、ダイエット経験あり、インスタント食品やファーストフードを多くとる傾向のある人などは要注意!骨密度が低くなる傾向があるようです。
女性は「骨太はいや、ほっそりしたい」と考えがちですが、骨の密度は強さの問題であって、骨格の形成は遺伝による部分が大きく、また骨を強くしても太って見えるわけではない、ということなので腰痛や骨折を起こさないためにも必要最低限のカルシウムは摂取しましょう。

骨粗鬆症になってしまったら、どうすればよいの?
骨粗鬆症と診断されると薬やカルシウムの多い食事で治療します。その前の段階である骨量減少ならカルシウムの摂取と適度な運動で改善できるようです。運動をすると骨に刺激が与えられ骨が強くなり、骨を守る筋肉が増えます。身体の動きが良くなるので転んで骨折ということも減少すると考えられています。いきなり強い運動は、怪我のもと・・・単に歩くだけでも効果は得られるようです。

カルシウムをとりすぎると?
とりすぎの心配をする必要はほとんどないようです。一日に1000mg程度までなら、多くとっただけ吸収されます。それ以上になると吸収されにくくなり体外に排出されるので中毒の危険はありません。一日1500mg程度までなら心配ないとされているようですが、それだけの量を食品からとるのはたいへんですね。

錠剤とか栄養補助食品からとっても効果はある?
これらのカルシウムも食品のカルシウムと同じです。外食が多い、牛乳が苦手など、特に不足しがちな人には有効でしょう。ただこれに頼って食事抜きではいけません、あくまで補助としてですね。
カルシウムに限らず全ての栄養素をバランス良くとることが最も大事なことです。ちょっとうろ覚えなのですが、最少律の法則(字はちがうかも)というのがあります。簡単にいうと、一つでも足りない栄養素があると十分な成長はできない、ということです。栄養バランスの良い食事を心がけましょう。


   
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