牛の一生

牛の寿命ってどれくらいなんですか?・・・という質問をよくききます。
だったらここで説明してしまおう!!!


乳牛の一生について・・・

牛は生まれてすぐに母牛からはなされて、専用の小屋で育てられます。
人間の赤ちゃんにも同じ事をしますが、免疫力を高めるために
すぐに母親のミルク(初乳)を飲ませるんです。初乳は普通の生乳とちがって、
ちょっとドロってしてます。

2月ほど経って離乳すると、最初の妊娠(生後18ヶ月くらい)までの牛を
育成牛と呼びます。生後1年ほどの牛は大人でないとは言っても
結構大きいです。大きなやんちゃ坊主って感じですね。

牛の妊娠はほとんどの場合、人工授精で種付けをします。
妊娠期間は、ほとんど人間と同じ10ヶ月ちょい・・・で子牛を生んで
初めて牛乳(正確には生乳と言います)を出してくれるのです。
人間と同じで、子供を生まなければ牛乳は出してくれないのですね。

出産してから300日くらいの間、ミルクを搾ります。
その後2ヶ月ほどは次の出産に備えて
乳搾りをしません。搾る分の栄養を
新しい子牛へまわすわけですね。
乳搾りしないことを、乾乳と呼びます。

出産、搾乳、乾乳の繰り返しをしながら、
6年ほどの間、牛は牧場で働きます。
本来の寿命はもっと長いのですが、
乳牛としての価値が落ちてしまうため、
その後、お肉やさんなどへ行ってしまう・・・ドナドナ???

という風なのが一般的な乳牛の一生です。


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